写真がぼやけたとき、原因は一つではありません。ピンボケ、手ブレ、被写体ブレを分けて見ると、次にどの設定や操作を直せばよいか分かりやすくなります。

ぼやけた写真を見ても、何が悪いのか分かりません。

原因を分けると直し方が変わります。ピント、カメラの揺れ、被写体の動きを別々に見ましょう。
この記事でわかること
- ピンボケ、手ブレ、被写体ブレの見分け方
- 原因ごとに直す設定や操作
- ぼやけた写真を見返すときの確認順
ピンボケはピント位置のずれ
ピンボケは、ピントが主役ではない場所に合っている状態です。
背景や手前の物はくっきりしているのに、主役だけぼやけている場合はピンボケの可能性があります。
手ブレはカメラが動く失敗
手ブレは、撮影中にカメラが動いて写真全体がにじむ失敗です。
暗い場所や望遠撮影で起きやすくなります。
被写体ブレは被写体が動く失敗
被写体ブレは、カメラは止まっていても、写っている人や物が動いてにじむ失敗です。
子ども、ペット、乗り物、スポーツで起きやすくなります。
見分け方と直し方
| 原因 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| ピンボケ | 別の場所はくっきり | AF位置を選び直す |
| 手ブレ | 画面全体が流れる | 構え方、シャッタースピードを見直す |
| 被写体ブレ | 動いた部分だけ流れる | シャッタースピードを速くする |
写真を見返すときの確認順
原因を判断するときは、写真を拡大して「どこがくっきりしているか」から見ます。小さい画面のままだと、ピンボケと手ブレを取り違えやすくなります。
- 主役の目や顔、見せたい部分がくっきりしているか確認する
- 背景や手前の物だけがくっきりしていないか確認する
- 画面全体が同じ方向に流れていないか確認する
- 人や乗り物など、動いた部分だけが流れていないか確認する
背景や手前だけがくっきりしていればAF位置、画面全体が流れていれば構え方やシャッタースピード、動いた部分だけが流れていれば被写体の動きに対してシャッタースピードが足りない可能性があります。
よくある失敗
ぼやけた写真をすべてピントのせいにすると、対策を間違えます。
動く被写体ならシャッタースピード、暗い場所なら手ブレ、背景に合っているならAF位置を確認します。
今日の練習
ぼやけた写真を3枚選び、背景、主役、画面全体のどこがにじんでいるかを見ます。原因を一つずつ分類してください。
手ブレを実写で見分ける
被写体と背景が同じ方向に流れるのが手ブレである。遅いシャッター速度の失敗と、速度を上げた写真を比べる。

「ピンボケ、手ブレ、被写体ブレの違い」の練習では、次の撮影で変える条件を一つに絞ります。

手持ちかつ手ブレ補正OFFで撮影しました。
露光中の手の揺れが写り、猫と台座の輪郭が横に流れました。

手持ちかつ手ブレ補正OFFで撮影しました。
ISOを上げてシャッターを速くしたため、手の揺れが写りにくく輪郭が止まりました。

手持ちかつ手ブレ補正OFFで撮影しました。
1/250秒で揺れを抑えられる一方、ISO800よりノイズは出やすくなります。

1/8秒では、手持ちの小さな揺れまで写ります。ISOを上げて1/60秒以上を確保し、それでも遅いときは脇を締めるか、カメラを机などに固定します。
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まとめ
ピンボケ、手ブレ、被写体ブレは、見え方も直し方も違います。主役ではない場所がくっきりならピンボケ、画面全体が流れるなら手ブレ、動いた部分だけ流れるなら被写体ブレを疑います。

