F値は、写真の明るさと背景のぼけ方に関係する設定です。AモードやAvモードを使うと、撮影者がF値を選び、カメラが他の設定を合わせてくれます。

F値は小さいほどいい、と覚えても大丈夫ですか?

小さいほど背景はぼけやすくなります。ただし、ピントの合う範囲も狭くなるので、場面で使い分けます。
この記事でわかること
- F値が明るさとボケに影響する理由
- F値を小さく、大きくしたときの違い
- 人物、料理、風景、集合写真での使い分け
- F値を小さくしすぎたときの失敗
F値はレンズの光の通り道を表す数字
F値は、レンズを通る光の量を表す数字です。
F1.8、F2.8、F5.6、F8のように表示されます。
数字が小さいほど光を多く通し、数字が大きいほど光を絞ります。
F値を変えると何が変わるか
| F値 | 明るさ | 背景のぼけ | ピントの合う範囲 |
|---|---|---|---|
| 小さい | 明るくなりやすい | ぼけやすい | 狭くなりやすい |
| 大きい | 暗くなりやすい | ぼけにくい | 広くなりやすい |
目安として、F1.8からF2.8は背景をぼかした人物や小物、F4からF5.6は日常のスナップ、F8前後は風景や集合写真で使いやすい範囲です。実際の写りはレンズ、被写体までの距離、背景までの距離でも変わります。

人物を撮るなら、いつも一番小さいF値にすればいいですか?

顔の片目だけにピントが合うこともあるので、数人を撮るときや少し斜めを向いた顔ではF2.8やF4も試しましょう。ボケよりピントの安心を優先する場面があります。
背景をぼかしたいときはF値を小さくする
人物、料理、花のように主役を目立たせたいときは、F値を小さくすると背景をぼかしやすくなります。
ただし、被写体に近づきすぎるとピントの合う範囲が狭くなり、目ではなく鼻にピントが合うような失敗が起きます。
全体をくっきり写したいときはF値を大きくする
風景や集合写真では、手前から奥までピントを合わせたい場面があります。
この場合はF5.6からF8付近のように、少し大きめのF値を試すと安定しやすくなります。
暗い場所ではシャッタースピードが遅くなりやすいため、手ブレにも注意します。
よくある失敗
背景をぼかしたくてF値を小さくしすぎると、主役の一部だけにしかピントが合わないことがあります。
集合写真でF1.8を使うと、前列と後列でピントの合い方に差が出やすくなります。
今日の練習
AモードまたはAvモードで、同じ被写体をF値の小さい写真と大きい写真で撮り比べます。背景のぼけ方と、主役のどこまでピントが合っているかを見てください。
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F値は露出、ボケ、ピントの範囲に関わります。次は、ボケを作る条件やA/Avモードでの使い方を合わせて読むと、実際の撮影で選びやすくなります。
- 背景ボケの作り方を知りたい場合:背景をぼかす方法
- A/AvモードでF値を練習したい場合:初心者はA/Avモードから始めよう
- ピントが合う範囲を詳しく知りたい場合:被写界深度とは?ピントが合う範囲の考え方
- F値を含む露出全体を整理したい場合:露出三角形を図で理解する
まとめ
F値は、明るさと背景のぼけ方を変える設定です。小さいF値はぼけを作りやすく、大きいF値は広い範囲にピントを合わせやすくなります。初心者は、人物や料理では小さめ、風景や集合写真では大きめから試すと判断しやすくなります。

