キットレンズで上手く撮るコツ

キットレンズで上手く撮るコツのアイキャッチ

キットレンズは、カメラと一緒に付いてくることが多い標準ズームレンズです。高価なレンズに替えなくても、焦点距離、距離、光を意識すると写真はかなり変わります。

生徒
生徒

キットレンズだと背景がぼけないし、いい写真は難しいですか?

先生
先生

難しくありません。ぼけだけに頼らず、光と背景を整理すれば、キットレンズでも見やすい写真になります。

この記事でわかること

  • キットレンズの強み
  • 背景を整理する撮り方
  • 暗い場所で失敗を減らす方法

キットレンズは練習に向いている

キットレンズは広角から標準域まで使えることが多く、風景、料理、日常のスナップを一通り撮れます。最初の一本として、カメラ操作と構図を覚えるには十分役立ちます。

弱点は、望遠側や暗い場所で明るさを稼ぎにくいことです。背景ぼけが少ないと感じる場合もありますが、撮り方で改善できる部分があります。

背景をぼかしたいときは望遠側を使う

背景をぼかしたいときは、レンズを一番望遠側にして、被写体に近づきます。背景は被写体から離れているほどぼけやすくなります。

たとえば料理を撮るなら、皿に近づき、背景の壁や小物を少し離します。F値を最小にしても足りないときは、距離の作り方でぼけを補います。

背景が散らかると写真が弱く見える

キットレンズでは大きな背景ぼけを作りにくいぶん、背景の整理が効きます。明るい窓、派手な看板、床に置いた荷物が入ると、主役より目立つことがあります。

一歩横に動く、少し上から撮る、背景が単純な方向を選ぶだけでも写真は見やすくなります。レンズ交換より先に、立つ位置を変えるのが効果的です。

暗い場所ではISOとシャッタースピードを見る

症状原因直し方
写真がブレるシャッタースピードが遅いISOを上げる、明るい場所へ移動する
背景がぼけにくいF値や距離の条件が足りない望遠側にする、被写体と背景を離す
画面がごちゃつく背景の情報が多い立つ位置と角度を変える

室内ではF値だけで明るさを稼げないことがあります。そのときはISO感度を上げ、被写体ブレを防ぐためにシャッタースピードを確認します。

広角側は近づきすぎに注意する

広角側で人物の顔に近づきすぎると、顔の形が不自然に見えることがあります。人物を撮るときは少し離れ、標準から望遠側を使うと自然に見えやすくなります。

風景や室内全体を写したいときは広角側が便利です。何を広く見せたいのかを決めてから構えると、ただ広いだけの写真になりにくくなります。

今日の練習

キットレンズの一番望遠側で、被写体に近づいて撮ります。次に背景との距離を変え、ぼけ方と背景の整理しやすさを比べてください。

まとめ

キットレンズでも、望遠側を使う、被写体に近づく、背景を離す、光の向きを選ぶことで写真は変わります。暗い場所ではISOとシャッタースピードも確認します。まずは今あるレンズで、立つ位置と距離を変える練習から始めます。