開放F値とは?明るいレンズの意味

開放F値と明るいレンズの意味を示すアイキャッチ

開放F値は、そのレンズで一番小さくできるF値です。F1.8やF2.8のような数字は、暗い場所での撮りやすさや背景ぼけに関わります。

生徒
生徒

明るいレンズって、写真が勝手に明るく写るレンズですか?

先生
先生

正確には、光を多く取り込めるレンズです。同じ明るさの写真にするなら、ISOを下げたりシャッタースピードを速くしたりしやすくなります。

この記事でわかること

  • 開放F値の意味
  • 明るいレンズで変わること
  • 開放で撮るときの注意点

開放F値は一番小さくできるF値

開放F値は、レンズの絞りを一番開いたときのF値です。レンズ名にF1.8、F2.8、F3.5-5.6のように書かれていることがあります。

数字が小さいほど、多くの光を取り込めます。そのため、暗い場所でもシャッタースピードを速くしやすく、ISO感度を上げすぎずに撮れる場面があります。

明るいレンズで変わる三つのこと

変わること写真への影響注意点
シャッタースピード手ブレや被写体ブレを減らしやすい動きが速い被写体では限界もある
ISO感度ノイズを抑えやすい暗すぎる場所ではISOも必要
背景ぼけ背景がぼけやすいピントの範囲が狭くなる

明るいレンズは便利ですが、すべての失敗を消すわけではありません。開放で撮るほどピントの範囲は浅くなり、目に合わせたつもりがまつ毛や鼻に合うこともあります。

F3.5-5.6のような表記の読み方

ズームレンズにはF3.5-5.6のような表記があります。これは広角側では開放F値がF3.5、望遠側ではF5.6になるという意味です。

望遠側にズームすると取り込める光が減るため、暗い室内ではシャッタースピードが遅くなりやすくなります。ブレるときはISOを上げるか、明るい場所に移動します。

開放で撮るとピントがシビアになる

F1.8やF2.0で人物を近くから撮ると、背景はよくぼけます。その一方で、ピントが合って見える範囲は狭くなります。

失敗が多いときは、F2.8やF4まで少し絞ります。背景ぼけは少し弱くなりますが、目や顔全体にピントが合いやすくなります。

明るいレンズが必要な場面

室内の子ども、夜の街、料理店のテーブルなど、光が少ない場面では明るいレンズが役立ちます。シャッタースピードを確保しやすく、手ブレや被写体ブレを減らせます。

風景を昼間にF8で撮ることが多いなら、開放F値の小ささはあまり使わないこともあります。レンズを選ぶときは、自分が暗い場所や背景ぼけをどれだけ撮りたいかで考えます。

今日の練習

同じ被写体を、開放F値、F2.8、F4、F8で撮り比べます。背景ぼけだけでなく、ピントが合って見える範囲も確認してください。

まとめ

開放F値は、レンズで一番小さくできるF値です。数字が小さいレンズほど光を取り込みやすく、暗い場所や背景ぼけに強くなります。ただし、開放ではピントの範囲が狭くなるため、失敗が多いときは少し絞って撮ります。