風景写真では、広い範囲にピントを合わせ、空や雲の明るさを守ることが大切です。F値、ISO、露出補正を落ち着いて決めると、見た景色を整理して残しやすくなります。

風景を撮ると空が白くなったり、全体がぼんやりしたりします。

空は明るいので白飛びしやすいです。F値でピントの範囲を確保し、露出補正で明るさを調整します。
この記事でわかること
- 風景写真の基本設定
- 空の白飛びを防ぐ考え方
- 構図と光の選び方
F値はF8前後から始める
風景では手前から奥までくっきり見せたい場面が多くあります。まずF8前後にすると、広い範囲にピントを合わせやすくなります。
F値を大きくしすぎると、回折の影響で細部が少し甘くなることがあります。最初はF8からF11くらいを目安にします。
ISOは低めにしてノイズを抑える
風景では被写体が大きく動かないことが多いので、ISOは100や200など低めから始めます。ノイズを抑え、空や木の細部を残しやすくなります。
手持ちでシャッタースピードが遅くなる場合は、ISOを上げるか三脚を使います。風で草木が動くときは、被写体ブレにも注意します。
空を残したいときは露出を少し下げる
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 空が白い | 明るい空に露出が合っていない | 露出補正をマイナスにする |
| 地面が暗い | 空との明暗差が大きい | 時間帯を変える、RAWで撮る |
| 全体がぼんやり | 光が弱い、霞が強い | 朝夕や斜光を使う |
空の色や雲を残したいときは、露出補正をマイナスにします。地面が暗くなりすぎる場合は、RAWで撮って後から少し持ち上げる方法もあります。
水平線と主役を確認する
風景写真では、水平線の傾きが目立ちます。撮る前にグリッド表示を使い、海、湖、地平線が傾いていないか確認します。
広い景色では何を見せたいかが弱くなりがちです。山、雲、道、建物など主役を一つ決めて、その周りを整理します。
光の時間帯で写真は変わる
昼の強い光では影が硬く、空と地面の差も大きくなります。朝夕の低い光は立体感が出やすく、景色の色も暖かくなります。
曇りの日は空が白くなりやすい一方で、影がやわらかくなります。森や滝、街の細部を撮るには向いていることもあります。
今日の練習
同じ風景をF5.6、F8、F11で撮り、空の明るさを露出補正0、-0.7で比べます。ピントの範囲と白飛びの違いを確認してください。
まとめ
風景写真は、F8前後、低めのISO、必要に応じたマイナス露出補正から始めると安定します。空の白飛び、水平線の傾き、主役の弱さを確認します。光の時間帯を選ぶと、設定だけでは作れない立体感が出ます。

