夜景撮影の基本設定

夜景撮影の基本設定を示すアイキャッチ

夜景撮影では、暗さの中で手ブレを防ぎ、光の白飛びを抑える必要があります。手持ちか三脚かで設定が大きく変わるため、まず撮り方を分けて考えます。

生徒
生徒

夜景を撮るとブレるか、明るい看板だけ白くなります。どう設定すればいいですか?

先生
先生

手持ちならISOとシャッタースピードを優先します。三脚が使えるならISOを下げ、シャッタースピードを長くできます。

この記事でわかること

  • 夜景撮影の基本設定
  • 手持ちと三脚の違い
  • 白飛びとブレの直し方

手持ちはブレを防ぐ設定にする

手持ち夜景では、シャッタースピードが遅くなりすぎると手ブレします。広角なら1/30秒前後まで粘れることもありますが、慣れないうちは1/60秒以上を目安にします。

暗い場所ではISOを上げてシャッタースピードを確保します。ノイズは増えますが、ブレた写真よりは見やすく残せることが多くあります。

三脚を使うならISOを下げる

三脚が使える場合は、ISOを100や200に下げ、シャッタースピードを長くできます。ノイズを抑えながら、街の光をきれいに写しやすくなります。

シャッターを押す振動を避けるため、セルフタイマーやリモートシャッターを使います。橋や人が多い床では、三脚自体が揺れることもあります。

設定の目安

撮り方F値ISO、シャッタースピード
手持ちF2.8からF4ISO高め、1/60秒前後
三脚F8前後ISO低め、数秒以上
人物と夜景F2.8からF4顔がブレない速さを優先

人物と夜景を一緒に撮る場合は、背景より人物のブレを優先して防ぎます。夜景だけを長秒で撮る設定では、人の顔や体がぶれやすくなります。

明るい看板は白飛びしやすい

夜景では画面の中にとても明るい光と暗い部分が同時に入ります。カメラ任せだと、看板や街灯が白く飛ぶことがあります。

光の形を残したいときは露出補正をマイナスにします。暗い部分は少し沈みますが、夜らしい雰囲気が残りやすくなります。

ピントは明るい輪郭に合わせる

暗い場所ではAFが迷いやすくなります。建物の明るい輪郭、看板の文字、街灯の近くなど、コントラストがある場所にピントを合わせます。

三脚で撮る場合は、ピントを合わせた後にMFへ切り替えると、撮影ごとにAFが迷うのを防げます。

今日の練習

同じ夜景を手持ちでISOを変えて撮り、三脚や固定できる場所があればISO100でも撮ります。ブレ、ノイズ、光の白飛びを比べてください。

まとめ

夜景撮影は、手持ちならシャッタースピードとISOを優先し、三脚ならISOを下げて長秒露光を使います。明るい看板や街灯は白飛びしやすいため、露出補正をマイナスにする判断も必要です。暗い場所ではピントを合わせる位置も意識します。